ある意味ではなかなか画期的なこと

O-Zoneの「恋のマイアヒ」という曲がありまして、これのフラッシュが去年の秋にネット上ではやっていたわけです。こないだの金曜日にミュージックステーションが、O-Zoneの出演にあわせてこのフラッシュを(商標とかで問題になりそうなところを書き換えて)流したので、また再び話題に挙がっているわけです。ま、それはどうでもよく。

おぉっと思ったのは、エイベックスから出ているこいつのCDに、当該のフラッシュが収録されているということなのです(正式ページはこちら・・・とても正式なものに見えないが)。フラッシュに既存に発売されている曲を使用することは、額面どおり考えると公共送信権の侵害にあたり、著作権法違反で検挙される可能性があります。しかし一方で、このケースのように、そのフラッシュが勝手に宣伝媒体となってくれる場合もあって、過去に有名な例ではBump of chickenの「ラフメイカー」「K」「グンニグル」や、Green Dayの"All I want"(「ドラえもん」)、Bran Van 3000の"Go Shoppin'"(「ハラミコシャッペンエィ」)があったりします。一つの独自の音楽流通形態にもなっているのでないかと。

著作権にけっこうシビアな対応すると思われていたエイベックスが、フラッシュを採録したというのは意外な出来事でした。これの権利関係ってどうなっているんでしょうね。