Husserls Logik (47)

命題の結合形式としての連言的、選言的、仮言的結合について。例えば、命題Aと命題B、連言的結合<かつ>で作られる命題は<AかつB>なのか、それとも<「A」かつ「B」>なのかで悩むフッサール。かなり悩んだ末に態度保留。ともするとなぜこれが悩みの種になるのか分からなかったりするのだが。それは、<AかつB>は<「A」が真である、かつ「B」が真である>と同値である、と考えてるからだろう。真理述語が存在するときに全般的な引用符の理論が作れれば問題ないだろうが、それは望むべくもないわけで。