Abraham Fraenkel, Yehoshua Bar-Hillel, & Azriel Levy, Foundations of Set Theory, North-Holland, 1973.

集合論の哲学の超基本文献。極めて多くの文献を引きながら、この当時までの集合論の基礎に関する様々な問題を論じている。ZFのそれぞれの公理に関する問題、ZF以外の様々な公理系に関する問題。後半は直観主義数学と、一般的な論理学の概念の解説になっていて、そちらは必ずしも集合論の話ではない。直観主義集合論の話とかちゃんと書いてあるとよかったのだが。
もちろん今となっては議論としてかなり古い点も多々あるが、集合論に関する哲学的議論で標準的となっているものの多くがここにある。