2005-02-16から1日間の記事一覧

自己知について(3)

(昨日の続き)主体は中心にいない。意識は中心にいない。欲望はまったく異なるところで運動する。だから、自己知が不十分であり、正当性の根拠として十全ではないのは当然の現象である。自己知が十全であるのは、もともと自己知など求められない状況下にお…

Hume and the design argument

HumeはDesign Argumentによる神の存在証明は帰納的推論である、と言ってるが、たぶんそれはHumeの誤解です。詳細は気が向いたら書きますが。とりあえず、 E.Sober, Philosophy of Biology, 2nd ed., pp. 33-36 の明快な議論を参照のこと。

forcing(4)

generic extended model M[G]の諸性質について。一時間でレンマと定理一つづつ。ここに来てなかなか進まない。山はもっと先にありますよ。M[G]を作るのに使うvalが何をしているのかについて紛糾中。

内田浩明、『カントの自我論』、京都大学学術出版会、¥3990. 遺稿集を主眼に研究する。 市倉宏祐、『和辻哲郎の視圏』、春秋社、¥2625. 最近は何をしておられるのだろうと思ってましたが、和辻論を書いていたのですね。 木田元、『新人生論ノート』、集英社…