2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

J.デリダ、土田知則・岩野卓司・國分功一郎訳、『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉(1)』、岩波書店、¥3570. デリダが書いた追悼文章を集めたもの。 Ivan Sternski, Thinking about Religion: An Historical Introduction to Theories of Religion, B…

Meshuggah, Destory, Erase, Improve, 1995. テクニカル・デスメタル。面白い。 Kronos Quartet/Pat Metheny, Reich: Different Trains, Electric Counterpoint, 1989. 朝比奈/大阪フィル, Bruckner: Symphony No.6, 1994. 自分は第6番が一番好きかも。6、…

ツェルメロ「数学的体系と無限の論理について」(5)

第四段落。 さらに出てくることは、このような仕方で「有基底的にされた体系」は、分離された「階層(Schichten)」*1の「整列された」列に(一意に)次のように分解されることである。つまりそれぞれの階層Qrの命題は、先行する階層の命題にのみ「依存してい…

どこかでひねったか体が痛い。ふと思い立ってある曲の採譜を始める。

梅木達郎、『サルトル 失われた直接性を求めて』、日本放送出版協会、¥1050. シリーズ「哲学のエッセンス」より。 上垣渉、『はじめて読む 数学の歴史』、ベレ出版、¥1890. Gerasimos Santans (ed.), The Blackwell Guide to Plato's Republic, Blackwell, £…

Opeth, ghost reveries, 2005. これはいいですね。

カリー・ハワード対応 (15)

こないだまでずっとやっていたcandidateの話を、いよいよ強正規化とチャーチ・ロッサー性に適用する。どちらも確認すべきステップは多いのだが、実にさくさくと進む。証明がこんなに簡単になるように、candidateの話がうまく作られていたのだと感心。15ペー…

ツェルメロ「数学的体系と無限の論理について」(4)

第三段落。この段落はちょっと長いです。赤文字は原文のゲシュペルト。 さて、「基本関係」からさらなる「命題」が「否定」「連言」「選言」という論理学的な基礎的操作によって「導出される」。*1これらの基礎的操作はドイツ語では「nicht」「und」「oder」…

実に寒くてなかなか起きられず。のそのそと起きると外は真っ白。雪の中を出かける。一応カメラをもって。だが夕方から雪はみぞれに変わり、部屋に着く頃にはほぼ止んでいた。つーまんないの。

Sven Bernecker (ed.), Reading Epistemology: Selected Texts with Interactive Commentary, Blackwell, £15.99. Matthew Levering, Sacrifice and Community: Jewish Offering and Christian Eucharist, Blackwell, £19.99. Alister McGrath, Christianity…

Boulez/WPO, Mahler: Symphony No.6, 1995.

ツェルメロ「数学的体系と無限の論理について」(3)

第二段落。 あらゆる数学的理論の出発点となるのは、「原要素」の「基本領域(Grundbereich)」である。それらの原要素の間には、例えばあるいは「点aは直線gの上にある」のような基本関係(Grundrelationen)が定義されており、その定義によってこれらの関係は…

寒いですねぇ。明日は雪ですか。

N.チョムスキー、清水知子・浅見克彦・野々村文宏訳、『知識人の責任』、青弓社、¥2730. 新訳。 島薗進、『いのちの始まりの生命倫理 受精卵・クローン胚の作成・利用は認められるか』、春秋社、¥2625. 植村光雄、『哲学のえほん』、PHP出版、¥945. 河合塾…

ツェルメロ「数学的体系と無限の論理について」(2)

注はすべて訳者のつぶやきです。原文に注はありません。第一段落。 「数学的命題(Satz)」*1、「数学的証明」、「数学的理論」、「数学的学科(Disziplin)」とは何か。ここでは短く要約して提示される以下の考察において問題となるのは、あらゆる数学的学科の…

講演に出かけました。しかし外はとても寒い。直観主義の結合子の解釈に関するゲーデルの批判など。面白かった。

Richard Fumerton, Epistemology, Blackwell, £12.99. Mark Jordan, Rewritten Theology: Aquinas After His Readers, Blackwell, £19.99. Scott Langston, Exodus Through the Centuries, Blackwell, £24.99. Gavin D'Costa, Theology in the Public Square…

ツェルメロ「数学的体系と無限の論理について」(1)

最近書くネタがないので翻訳でも載せてみます。これは確か邦訳されてないし著作権も切れてるはず。ものは Ernst Zermelo, `Über mathematische Systeme und die Logik des Unendlichen', Forschungen und Fortschritte, vol. 8, 1932, pp. 6-7. です。とても…

訃報

ウィトゲンシュタイン研究などで高名な、奥雅博元大阪大教授が先日お亡くなりになったという話を聞きました。確か退職されたばかりで、中心となって進めてきたウィトゲンシュタインの遺稿の研究もまだこれからといったところだったと思います。残念です。

E.レヴィナス、熊野純彦訳、『全体制と無限 (下)』、岩波書店、¥903. 完結。 ヘーゲル、寄川条路編訳、『初期ヘーゲル哲学の軌跡 断片・講義・書評』、ナカニシヤ出版、¥2730. 初期ヘーゲルとラインホルトの翻訳。 Arthur Holder (ed.), The Blackwell C…

Kittie, Spit, 2000. Dixie Dregs, Free Fall, 1977.

異動

Kevin Hoover (economics, philosophy of economics) @ the University of California at Davis -> Duke University.

W.S.セラーズ、 神野慧一郎・土屋純一・中才敏郎訳、『経験論と心の哲学』、勁草書房、¥3150. もう出てるみたいですね。 工藤和男、『くらしとつながりの倫理学』、晃洋書房、¥1995. 松山壽一、『ニュートンとカント 自然哲学における実証と思弁 改訂版…

Dream Theater, Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory, 1999. ライブの感動がよみがえる。 It Bites, Once around the World, 1988. London Baroque, J.S.Bach: Sonates en trio, 1986/99.

アンダーソン君、来日。

YesのJohn Andersonがソロで4月に来日するらしい。ソース(CD Journal)。Yesだったらまず間違いなく行くんだがなー。微妙だ。それにしても国際フォーラムとスタンディングのクワトロが同じ値段ってのは変。

カテゴリー論 (28)

年明け一回目。前回の話を復習しつつ、先へ進む。睡眠時間が短いのでとても眠い。

河田直樹、『古代ギリシアの数理哲学への旅 知の構造の探求』、現代数学社、¥1680. M.L.ライアン、岩松正洋訳、『可能世界・人工知能・物語理論』、水声社、¥6300. Sara Ahebl-rappe & Rachana Kamtekar, A Companion to Socrates, Blackwell, £85. Nige…

Mourning Widows, Furnished Souls for Rent, 2000. Cziffra, La Campanella: The Best of Liszt, 1955-1978.

Keith Ansell Pearson (ed.), A Companion to Nietzsche, Blackwell, £85. John Shook & Joseph Margolis (eds.), A Companion to Pragmatism, Blackwell, £75. Kelton Cobb, The Blackwell Guide to Theology and Popular Culture, Blackwell, £17.99. Dona…

Eric Dolphy, Last Date, 1964.